観光地名:冷水坑ビジターセンター及び夢幻湖
アクセス:自動車と手押し車いす
コースプラン: 冷水坑ビジターセンター 菁山吊り橋 夢幻湖
所要時間: 7 hr
山に入る前に地図を見て観光地の場所を把握しておきましょう。
冷水坑の地名の由来
「冷水坑」(H740m) は、七星山、七股山と竹篙山との間にある谷です。もともと火山の溶岩によってせき止められてできた湖で、後に湖水が流出して湖底が乾燥し、今日の姿になりました。ここは內双渓の源でもあります。 冷水坑の菁山吊り橋前には、お椀状の火口がありますが、これは七星山系列の山々の中で最も整った火山の爆裂口です。火山活動は、すでに停止していまが、この火口からは、今も約40度の冷泉が湧き出ており、これも冷水坑の地名の由来となっています。
冷水坑は、七星山の東南の山麓にあり、海抜は約740mで、夏の最も暑い時期でも気温は、わずか30℃ほどで、台北市の暑さと比べると快適で夏の避暑にぴったりの場所です。
冷水坑ビジターセンター入口は、MRT剣潭駅から車で約 35分です。
自動車の身体障碍者用駐車スペースは2台分です。 |
冷水坑ビジターセンターには、2台分の身体障がい者用自動車駐車スペースと身体障がい者用オートバイ駐車スペースが設けられています。左側のバリアフリースロープと駐車スペースは、現在工事のため一時的に封鎖されています。バリアフリースロープの上の歩道は、東屋へ通じています。右側のバリアフリースロープは、バリアフリートイレと売店に通じており、ここで食事をしても良いでしょう。トイレは明るく、スロープの傾斜度は約30度で、雨が降ると手押し車いすは、スリップするので安全のために付添いが必要です。
展望台 広い視野で大自然の美しさが観賞できます。家族や親友と遊びに来るのにぴったりです。
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右側は、売店/トイレに通じるスロープです。約30度あるので、車いすを押す際には注意が必要です。
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身体障がい者用トイレ
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2か所の身体障がい者用オートバイ駐車スペースがあります。 |
身体障がい者用オートバイ駐車スペースの右側は、菁山吊り橋に通じています。入り口から吊り橋までの距離は約200mで手押し車いすでも楽に行くことができます。
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菁山吊り橋入口通路の右側には、東屋の休憩コーナーがあります。悩みを忘れて頭の中を空っぽにしながらそよ風に吹かれましょう
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冷水坑ビジターセンターから菁山吊り橋まで電動車いすまたは車いすで行くことができます。この区域はゆっくり見て回ることができます。ガイドツアーに参加したり食事するのもいいでしょう。
冷水坑渓を横切る菁山吊り橋は、全長約50mです。赤褐色の柱に黒いワイヤーケーブルと褐色の原木の橋板が特徴で、山々の間で特に目立ちます。濃い硫酸の臭いがする冷水坑渓は、内双渓の源流の支流の一つです。付近には、かつて硫黄を採掘していた頃の遺構があります。
冷水坑ビジターセンター
所在地:11192 台北市士林区菁山路101巷170号
開放時間:每日9:00~16:30、毎月最終月曜日(国が定める休日にあたる時は1日順延)および旧暦大晦日は休館。
問合せ電話:(02)2861-0036、(02)2861-7934
売店:(02)2861-1968
電子メール:yms18@mail.ymsnp.gov.tw
サービス項目:
1. 案内ガイドの予約
2. 常駐ガイドによる案内:午前09:30、午後01:30
3. レジャー情報の提供
4. 無料の宣伝ビデオの視聴
5. 解説出版物、記念品、スナック菓子及び飲料の販売
夢幻湖の身体障がい者用トイレ内部 |
駐車場内には、2か所のバリアフリー駐車スペースがあり、互いの距離はやや離れています。東屋に行く場合、車いすの場合は、右側のスロープを進みます。左側は階段になっているため、要注意です。
夢幻湖は、七星山の東南の山麓にあり標高は約800mです。湖は、噴気孔に水がたまった火口湖、あるいは火山の間の窪地に形成されたものとされています。水質は、酸性で湖水面積は約1,500~3,000立方メートル、年間を通して気温は約18~19℃で、年間降雨量は4,000ml前後です。雨季や豪雨の後には、湖水が一杯となり、霧に覆われると湖や山の姿に雲と霧がたなびいてとても「ファンタジック」です。
1970年、夢幻湖で国宝級のシダ類である「タイワンミズニラ」が初めて発見されました。1985年、陽明山国家公園の設立以降、国家公園法によって生態系保護区域が設けられ、全台湾で最も面積が小さい生態系保護区域となっています。一般の観光客は、湖区域に入ることはできませんが、湖そばの展望デッキからその風景を眺めることができます。
夢幻湖には2か所の身体障がい者用駐車スペースがあります。
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溫馨叮嚀:
注意:
1.自動車で山に入る際、休日は交通規制がありますが、身体障がい者証明書があれば、山に入ることができます。途中で雨が降ったり、視界の悪い曲がりくねった道路を運転する時は特に安全に注意してください。
2.平地の気温22度の場合、山で雨が降ると気温は14度前後になります。保温に注意してください。レインコートを用意することをお勧めします。
3.食事についても出発前に準備しましょう。低血糖になりやすい方はチョコレートを持参し体力を維持しましょう。
4. 携帯電話やカメラは、事前に十分充電しておきましょう。電動車いすや電動牽引車は充電ケーブルを持っていきましょう。
参考webサイト
バリアフリー旅行コーナー:
バリアフリーバス情報:
台北市公共運輸処:(02)2727-4168